住信SBIネット銀行のNEOBANKとは

住信SBIネット銀行が提供する銀行機能サービスってなに？

NEOBANKとは？

NEOBANKは住信SBIネット銀行が提供する銀行機能サービスです。キャッチコピーは「銀行をインストールする。世界をアップデートする。」で提携企業にカスタムした支店を提供しているようなイメージのサービスです。

サービス内容は提携企業ごとに異なります。現時点で主要な3社を比較します。

T NEOBANK

T NEOBANKは2021年3月31日からサービス開始のTポイント会員向けの銀行サービスです。キャッシュカードなどは発行されず、専用のT NEOBANKアプリですべて操作します。

さまざまなサービス利用でTポイントがたまります。

使えそうなところをピックアップすると

• 外貨普通預金・外貨定期預金で月末の残高が合計300万円以上あった月（50pt/月）
• 外貨積立で月間合計1万円以上の積立があった月（10pt/月）
• 給与・年金として受取があった月（30pt/月）
• 口座振替（銀行引落）1回以上の引落があった月（5pt/月）
• 他行からの1万円以上の振込1振込ごと（上限月間5回まで、30pt/1振込）

他行からの1万円以上振込×5回で150pt獲得は自動化してもよさそうです。外貨積立はSBI証券への送金ルートがあれば住信SBIネット銀行同様に使えそうですね。

ATM手数料と他行宛振込手数料がそれぞれ月5回無料です。

ヤマダNEOBANK

ヤマダNEOBANKは2021年7月1日からサービス開始のヤマダ会員向けの銀行サービスです。ヤマダデジタル会員アプリが銀行アプリの機能をもっています。

T NEOBANKではキャッシュカードがありませんでしたが、こちらはキャッシュカード一体型デビットカードが発行されます。

ATM手数料と他行宛振込手数料がそれぞれ月5回無料です。

JAL NEOBANK

JAL NEOBANKは2021年7月9日からサービス開始のJALマイレージバンク会員向けの銀行サービスです。銀行サービスの利用でJALマイレージがたまります。JAL Global WALLETアプリが銀行アプリの機能をもっています。

使えそうなところをピックアップすると

• 外貨預金の月末残高合計に応じて（3～500マイル/月）
• 外貨積立を月間1万円以上積立（5マイル/月）
• 口座振替（銀行引落）の件数に応じて（3マイル×件/月）
• 給与受取・年金受取・定額自動入金いずれか利用（20マイル/月）

定額自動入金は自動化してもよさそうです。T NEOBANKと似ていますが、私はJALマイルをためていないのでTポイントより使いにくいです。JALマイルの出口まで考慮して組み立てる必要があります。

JAL Global WALLETは海外での利用を想定したプリペイドカードです。この手のプリペイドカードはクレジットカードによるキャッシング＋繰り上げ返済にどうしても劣りますが、一度他のサービス含めて比較したいところです。

他のNEOBANKと比べて渋かったのですが、2021年8月から改善されたようです。現在は各社横並びです。

まとめ

ファーストインプレッションとしては住信SBIネット銀行の劣化コピーが複数作れるです。
住信SBIネット銀行はWebサイトのユーザインターフェイスも使いやすく、銀行サービス自体も申し分ありません。NEOBANKではこれがそのまま使えることを期待していましたが、提携先にカスタマイズしているので本家と同等とは行かないようです。まず、スマホ前提なのが使いにくいですね。銀行サービスの面では他行宛振込手数料月5回無料が各口座で利用でき、住信SBIネット銀行との資金移動は無料なので事実上他行宛振込の無料回数が増えるという点だけでも価値があります。ポイントは絶対値としては微妙なところですが各行渋い現状からすると相対的にはなかなかいいです。劣化コピーといいましたが元がいいのでいずれも悪くないです。ポイントと新規口座開設キャンペーンの攻略は別記事で。